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再生医療(iPS細胞)関連テーマ銘柄まとめ

再生医療(iPS細胞)関連テーマ銘柄をまとめてみました。
新興市場を中心としたバイオ銘柄が息の長いテーマになっています。
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再生医療とは何か?

再生医療は傷ついた細胞や組織を復元するものです。
さまざまな細胞に成長できるiPS(induced Pluripotent Stem cells)細胞(人口多能性幹細胞)を作り出した山中伸弥・京都大学教授が12年にノーベル医学生理学賞を受賞し、次世代医療として期待が一気に膨らみました。

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世界市場においては12年の3400億円から20年には2兆2000億円まで膨らみ、30年には17兆2000億円になると予測されています。市場拡大が見込まれる中、国内市場は再生医療の基礎研究では世界トップクラスにも関わらず、実用化や産業かで遅れを取ってしまっています。

これまでに国に承認された再生医療製品はやけど治療用皮膚と膝治療用軟骨の2品目のみ。対して米国9品目、欧州は20品目、韓国では14品目が製品化されています。遅れた要因としては製品を承認する法体制などが未整備だったことにあります。
安倍晋三政権は成長戦略の一つに再生医療を位置づけており、再生医療関連3法を13年に成立させました。3法には安全な再生医療を普及させるための促進策と規制の両面が盛り込まれています。

このように法整備も含めて今後大きな市場の拡大が期待されており、関連する国内市場の規模は2012年の260億円から25年には3.8兆円まで膨らむとの試算もあります。

余談ですがiPS細胞のはじめの”i”が小文字になっているのは山中教授が命名した際にappleのスマホiPhoneに由来しているそうです。
携帯電話のあり方を変えたiPhoneのようにiPS細胞を利用した再生医療で医療が大きく前進する事になるでしょう。

どのような企業が関連するのか?

本題です。

様々な再生医療研究が進められていますが中でも実用化の面で注目されるのは理化学研究所による網膜再生研究ではないでしょうか。網膜が傷ついて視力が落ちる難病「加齢黄斑編成」の患者を対象に、網膜をiPS細胞で再生する臨床研究が13年に始まりました。iPS細胞で作った細胞を人に移植する臨床研究はこれが世界初となります。
研究開発が順調に進めば、20年には一般の患者にも治療が始められます。

また、iPS細胞を利用したがん細胞を攻撃する免疫療法や、皮膚の再生医療などiPS細胞を利用した医療への展開は多岐に渡ります。

実用化という面ではiPS細胞製造技術に関しても、いかに効率に低コストで製造するかという点が焦点となりますので、製造装置を開発する(もしくは技術を保有する)企業も注目をあびています。

iPS細胞関連銘柄としては以下の3種類に分類出来ます。

  • 新薬開発・新治療法開発
  •  iPS細胞を利用して治療に活かすための基礎研究、または実用化を目指した技術開発に取り組む企業。

  • iPS細胞培養装置
  •  iPS細胞の研究開発に関して、iPS細胞を効率よく必要量を培養する装置が必要になります。これらiPS細胞培養装置の製造に関連する企業。またはiPS細胞の品質評価キットの販売等。

  • iPS細胞作成・その他
  •  iPS細胞の作製に使う遺伝子や試薬の販売、iPS細胞の作製受託サービス等

参考までにGoogle検索トレンドものせておきます。最近の法改正の動きも合わせて関心が高まっている事が見て取れます。

下記に再生医療(iPS細胞)関連銘柄を一覧にまとめました。

再生医療(iPS)関連テーマ銘柄一覧
*銘柄名・チャートをクリックでYahoo!financeへ飛びます。
*チャートはリアルタイム更新されています。

銘柄
特色(Yahoo!Financeより引用)
テーマ関連要因
チャート
テラ東大医科研発ベンチャー。医療機関にがん免疫療法のノウハウ提供。治療数に応じた歩合収入東大医科学研究所発の高品質な細胞培養技術を保有。細胞培養施設の保有・導入支援実績国内トップ。ヘリオス(旧日本網膜研究所)と資本業務提携し、iPS細胞関連株として注目されている。2013年12月にiPS細胞を利用してがん細胞を攻撃する免疫療法である樹状細胞ワクチン法を共同開発すると発表。
新日科学前臨床試験受託の最大手。臨床試験、医療機関支援も展開。米国市場は回復途上。製剤にも本腰ヒトiPS細胞から赤血球増加をうながすホルモン、筋ジストロフィー治療に向けたiPS細胞による筋肉細胞育成実験の成功など研究成果を上げる。京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長と人工多能性幹細胞由来神経細胞による脳移植治療実現に向けた共同研究を行っていることからiPS細胞銘柄の本命と見られている。
コスモ・バイオバイオ専門商社。研究試薬、実験機器、臨床検査薬を販売。細胞関連製品の開発製造にも注力iPS細胞関連銘柄本命であるベンチャー企業リプロセルに出資している。
クラレ高機能素材に強い化学メーカー。水溶性樹脂ポバール、ガスバリア樹脂エバールで世界首位横浜市大との共同研究チームがiPS細胞から小さな肝臓を量産する技術を開発した。同チームは直径1ミリメール未満だが、肝臓の塊を一度に600個作ったとされており、10年以内の臨床応用を目指している。
セーレン自動車用シート大手。自社ブランド衣料や電子材料に強み。独自技術生かし化粧品事業を育成解凍後もiPS細胞の死滅を防ぐ凍結法を開発。製薬会社などに販売している。冷凍保存したIPS細胞は解凍すると水分が流出して死ぬが、解凍後も死滅を防ぐ新凍結保存液を開発した。
武田国内製薬首位。生活習慣病に強み。米国社買収でがん領域強化。新興国開拓へスイス大手買収アルツハイマー患者の細胞からiPSを生成し、神経細胞誘導する方法を確率。第一三共などと各社が実施するiPS細胞を用いた薬の安全性評価を共有し、開発期間の短縮とコスト削減につなげる。
アステラス薬医薬品国内2位。導入品多い。泌尿器、移植分野に加え、米国社買収で抗がん剤を第3の柱に育成2013年度内にiPS細胞を使った治療法研究チーム設立
大日住薬医療用医薬品準大手、住友化学傘下。買収で米国へ展開。研究開発は精神神経領域とがんに重点iPSベンチャー・ヘリオス(旧日本網膜研究所)に15億円出資。出資比率5%の株主に。網膜疾患を抵抗症としたiPS細胞技術の実用化に関する国内外の連携に向けて、独占的な協議権を取得。
理化学研究所が研究している目の難病「加齢黄斑変性」の治療に使う細胞の量産技術確立を目指す。2018年に医薬品としての承認を国に申請する方針。現在iPS細胞から治療効果が期待できる細胞シートを製造するには数千万円のコストがかかるもよう。量産技術を確立できれば数百万円規模に引き下げられるとみている。
医学生物臨床検査薬・研究用試薬の製造。自己免疫疾患など難病領域の検査薬に強み。がん診断薬開発も京都大学のライセンス管理会社「iPSアカデミアジャパン」を経由してライセンスを供与されている非上場企業「ディナベック」と提携しており、ディナベックが開発したiPS細胞作製用ベクターキッドを扱っている。
第一三共国内製薬3位。循環器と感染症薬が主力。印ランバクシー買収で後発品へ多角化。がんに注力子会社のアビオスファーマにおいてiPS細胞から心筋細胞を効率よく生成する技術を開発している。武田などと各社が実施するiPS細胞を用いた薬の安全性評価を共有している。
タカラバイオ遺伝子研究用試薬や理化学機器販売が主。遺伝子医療研究に注力。バイオ技術でキノコ生産販売iPS細胞の作製に使う遺伝子や試薬の販売、iPS細胞の作製受託サービスを手掛ける。京都大学iPS細胞研究所にiPS作製に必要なDNA(デオキシリボ核酸)を提供し、共同研究をしている
リプロセルiPS細胞の研究試薬や創薬支援、臨床検査事業を手掛ける。東大、京大と共同研究契約を締結京都大学のライセンス管理会社「iPSアカデミアジャパン」を経由してライセンスを供与されている。ヒトiPS細胞から心筋・神経・肝臓などの細胞を作製・販売.1人1人の細胞を蓄積しておいて、個人がかかりやすい病気や効きやすい薬をあらかじめ予想しておく「テーラーメード医療」への進出を検討しており、iPS細胞から臓器を作製する技術開発にも視野を広げている。iPS細胞関連銘柄の本命と見られている。
ローツェ半導体や液晶工場に導入されるウエハ、ガラス基板の搬送装置を製造。大口顧客は台韓企業細胞培養装置とiPS細胞をはじめとした細胞の培養自動化システムをサポートするソフトウエアを含めた「全自動細胞培養システム」として関連会社を通じて販売する。細胞培養装置を含めた複数の周辺機器をリアルタイムに制御しつつ細胞培養処理を自動で行うためのソフト。細胞培養処理は手作業が主流のため長時間の培養処理では諸条件の管理、制御が難しい面があったが、自動化することで安定、効率的な培養処理につながる。
渋谷工飲料用充填装置で国内最大手。メカトロシステム製販も手掛ける。アジア、北米、欧州向けに強み目の難病である「加齢黄斑変性」で、ヘリオス(旧日本網膜研究所)と連携して研究開発を進めている。また、パソコンで設計した立体構造に準じて製造装置が細胞を配置し、そこから細胞が接着する段階で立体的な組織構成に持っていくバイオ3Dプリンターを製造する。
島津製分析・計測機器大手で医用機器、航空機器にも強い。半導体・液晶関連、バイオ・環境を育成iPS細胞から作った治療用細胞を効率よく培養する装置を開発。また、2011年2月3日に京都iPS細胞研究所と共同研究契約を締結。iPS細胞研究所が培養したiPS細胞に対して、生物が持つタンパク質のセットを分析することで細胞の形成と発現パターンを比較。生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標であるバイオマーカーの探索を行う。
ニコン一眼レフカメラでキヤノンと双璧。半導体・液晶製造用露光装置で世界的。測定機器事業も強化iPS細胞を効率よく作れる技術を米ハーバード大学などと開発した。
皮膚などから採取した細胞を培養する際に、容器全体をデジタル顕微鏡でiPS細胞に育ちそうな候補を素早く選べる。従来に比べ作製にかかる時間が3分の1で済み、製造コストを削減できる。
J・TEC再生医療ベンチャー。自家培養表皮・軟骨、角膜上皮を開発。富士フイルムHDの持分法適用会社培養技術を利用した再生医療製品を開発し、開発製品を医療機関向けに医療目的で製造販売している。
ニッピゼラチン、コラーゲン、化粧品等が主力。旧大倉財閥グループ。本社再開発へ。iPS細胞開発大阪大学、味の素株式会社との共同研究において、細胞移植治療に適したiPS細胞の新しい樹立・維持培養法を確立。
ニプロディスポーザブル医療器具大手。人工腎臓強い。後発医薬品や受託医薬品育成。再生医療研究京都大学などと共同で、iPS細胞の大量培養装置を開発した。
従来、細胞の培養にはボトルの上の容器内で細胞を増やしており、小型化に限界があった。装置内にiPS細胞を入れる袋状の容器を6個並べ、効率性を高めた。再生医療向けに2015年の実用化を目指している。iPS細胞関連銘柄本命であるベンチャー企業リプロセルに出資している。
住友ベ住友化学系の樹脂加工大手。電子、自動車、医療、家庭向け注力。半導体封止材は世界首位京都大学と共同でiPS細胞の品質を簡単に評価できるキットを開発。従来の半分以下の時間で正確に細胞の状態が分かる。国内外で販売し、3年後を目処に2〜3億円の売り上げを目指す。

iPS細胞関連銘柄には新興バイオベンチャー企業も多く、値動きの荒い銘柄も存在します。
投資の際には細心の注意を払って投資される事をお勧めします。
ポートフォリオの中に当たれば大きいファンタジスタ銘柄として組み込むのは面白いかもしれません。

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